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具体的には、マーケットが効率的に機能していないため、「理論的な価格に近いところで売買できない」とか、または、「マーケットでポートフォリオにある債券を扱わなくなったために売買そのものができなくなった」等のリスクです。 まず、最初の例からもう少し詳しく説明しますと、マーケットが効率的に機能しない理由はいろいろありますが、一つにはマーケット参加者が少ないプロダクトはマーケットが効率的に機能しないことがよくあります。
例えば、店頭上場の会社が発行した転換社債はパリティ価格の下で値段が付くことがよくあります。 これは、店頭株そのものが参加者が少ないうえに、その転換社債はさらに参加者が少なくなる傾向があるからです。
このような場合、価格がパリティを下回ることもありますが、買い手と売り手の出会いがなくて、売買が全く成立しないこともあります。 この例からもおわかりのように、上場されているからマーケットリスクがないと考えるのは誤りで、マーケット参加者が十分いるかどうかが判断の分かれ目になります。
国内債でも最近既発債市場の重要性が議論されるようになってきていますが。 −ロ債市場は、発行される債券のほとんどがOTC(Overthecountermarket)で取引されているため、自分の購入しようとしている債券が、将来マーケットで取引されるかどうかを見極めるのは大変重要なことです。

なぜなら、−ロのマーケットでは、投資家が金利の動きに合わせて活発に入れ替え商いを行いますから、自分の保有している債券が既発債市場でいい値段で売れるかどうかは極めて重要なことだからです。 したがって、投資家は債券を購入するときは必ずその債券が将来どの程度の流通性を持つか真剣に検討します。
この結果、流通性に疑問のある債券は売れ行きが極端に悪くなります。 従来、日本の投資家は基本的に購入した債券は満期まで保有するというスタイルでしたが、海外の投資顧問会社等との競争が厳しくなってくれば、デュレーション等を用いて、金利の動きに合わせたポートフォリオの入れ替えを行わざるを得ず、国内債でも流通性が極めて重要になるのは時間の問題と思われます。
このときに重要になってくるのが、マーケットリスクというわけです。 プロダクトリスクというのはまさに債券そのものが内包するリスクですが、このリスクを完全に理解しないで投資すると大変な結果となります。

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